9月

 2週間前ぐらいだろうか、雨が数日続いて、秋口を通り越したんじゃないかと思うぐらい寒かった。この1週間ぐらいはまた暑い日もあるが、確実に7月下旬から8月の暑さのピークは過ぎ去ったなと思う。

 

・この1か月

 学会発表の準備がゆっくりと少しずつ進んでいる。データ集めが終わり、解析が終わり、経過報告を数回行って、追加解析を提案されそれを行って、データを整理してパワーポイントにまとめた。学会発表のための登録準備をしている。データを更新しなければならないから、データファイルを整理しておくと楽しいだろうな。

 6か月間を共にした後輩の研修期間が終わる。この後輩は優秀な男で、なんというか、都内の立派なご家庭のご子息で、放置されたとはいえお母さまが絶妙な誘導をして勉学とスポーツに励み、体格もよく中学受験を無双するタイプの、まあいわゆる、優良個体である。中高がピークだったようで、受験した大学やその後の業績も当時に比べると振るわないようだが、まあ元が日本上位数%レベルの個体である。下地というか素地が強いというか・・・。後輩ながら学ぶことの多い男である。弱点としては、こういう経歴の人にありがちな、人間味というか、辛酸や苦みや泥みがないので、いかんせん話は面白くない。あと1週間で彼もここを離れる。就職当初は知り合いも少なく心のよりどころであった存在だ。どうもありがとうね。

 7月に受けた試験に合格した。合格率はおそらく9割を超える試験であり、乱暴に言えば落ちる方がよっぽどマイノリティの試験なのだが、まあ大学以降試験勉強には自信を失っていたので、緊張していた。結果としては手応え通りの、平均点はないが合格最低点はしっかり上回っている感じの点数だった。正直平均点を超えたかったのだが、非常に優秀な同期が平均点ちょうどぐらいの点数で合格していたので、一概に能力を反映する試験でもないのだろうということで、目の前の課題に立ち戻ろう。

 宿題である論文の執筆が進んでいる。上司が返事をくれない。読み直してもそこまで酷くはない気がするし、英語に訳そう・・・。

 ここに来て、わかりやすい文章とはどんなものだろう、見やすいプレゼンテーションとはどんなものだろうと考えている。とある先輩の資料が丸パクリしたいほど見やすく、かつその先輩も許可をくれているのだが、今の上司はその先輩と友人とも言えるほどの仲の同期だ。別の先輩のやり方を大きく踏襲すると機嫌を損ねてしまうだろう。

 ストレングスファインダーというものがある。数年前ぐらいに行った。自分の資質は収集心、回復志向、内省、着想、運命思考だった。今の職業によく生かされる資質だと思うし、もっと生かしていいだろうと思う。

 

・ここから1か月

 学会発表がひと段落するはず。職場内での発表会があるからそれに向けて整えておく。論文化を並行して行う。1か月先行している先輩から習おう。

 結局あの先輩はここで何本論文書いたんだろう。人柄もよかったし接しやすいし、理想的な先輩だったなあ・・・。あの人がいる年に就職できて本当に良かった。

 投稿中の論文に片を付けたい。ていうか今月がデッドラインです。

 あと1か月半で友人が日本を発つ。何がいいだろう。