本を読むことについて
この数年、読書をする友人が意外とそばにいないなあと感じることが多い。
特に小説を読む人間が少ないように思う。
絵本を読んだことがない、読む習慣がなかったという人間はなおさらである。
しかしこれは習い事の一種のようなもので、例えば書道教室に通ったことがあるかないかのようなものではないだろうか。
すなわち、5人いれば1人ぐらいは通ったことがあるだろう、つまり20%の人間は書道教室に通ったことがあることになる。
しかしその1人からすると、なかなか書道を習ったことがあるという共通経験を持つ人間は少なく感じるわけで、
意外とみんな習字を習わないものなんだなあと思うわけである。
客観的な視点と主観的な視点のもたらす差異だろうか。