「本を読む本」について書かれたブログを読んだ
驚くほど小物臭のするタイトルである。
【20冊】20代のうちに読んでおきたい本をまとめてみました。 - NAVER まとめを読みまして、上から目線の「本を読む本」を10倍楽しく読む方法: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるの記事に行きつきました。
読書には2種類あるそうだ。
1つ目は一つの本から知識を得るために繰り返し読む事。
2つ目は一つのテーマについて複数の本を横断的に読む事。
以下ブログ記事からの抜粋。
読書の幸福を伝えるために、読者は次の10カ条の権利があるという。
1. 読まない権利
2. 飛ばし読みする権利
3. 最期まで読まない権利
4. 読み返す権利
5. 手当たりしだいに何でも読む権利
6. ボヴァリズムの権利(小説と現実を混同する権利)
7. どこで読んでもいい権利
8. あちこち拾い読みする権利
9. 声を出して読む権利
10. 黙っている権利
なるほどと思う。
そして、この記事を読みながら、読書は決して高貴なものではない、という旨の文章があって、自分はこれにいたく賛成する。自分はどうも「読書を大切にしている俺」に酔いたいらしい。(自分は隙あらば自己陶酔したがる奴である)読書をする目的など個人の自由だから、別に自己陶酔が目的で知識や経験が副産物でも構わないのだが、その差異を自覚していないのはかっこ悪い。自分ではしっかり分かっておきたい。
というのも、これと似たような話が最近あった。manga oneという漫画アプリで、神のみぞ知る世界という漫画の作者が、ねじの人々という漫画を掲載している。この中に、「ものを考えること自体は高尚でもなんでもない。考えることはただそれだけのこと。考えるからといって特別な人間ではない」という内容がある。自分はこれにもいたく心動かされた。自分はあれやこれやを「考えるだけで」自分が特別だと思いたがる節があるからだ。訓練、練習、研鑽をサボって方法論を語るのは非常に無様なものだ。